不動産売却の方法
個人で所有している不動産を売却する方法としては、【1】不動産ネットオークションへの出品、【2】不動産仲介業者への依頼、【3】相対取引などが考えられますが、【3】については個人で一から買主を探すとなると多大な時間と労力を要しますので、ここでは現実的な【1】および【2】の方法について、一般的に考えられるメリットを中心にご紹介します。
但し、実際の売却活動は、「売却する本人の事情・状況（売り急いでいるのか、売却代金の使途が予め限定されているのか等々）」、「物件の持つ固有の特性」、「不動産全般の市況」などといった様々な要因に大きく影響を受けますので、それらを充分に吟味した上での総合的な判断が必要になります。
【ケース1】不動産ネットオークションへの出品
インターネットのサイトが市場となるため、日本全国を対象とした売却活動を展開することが出来ます。地方の案件であっても本人が現地に赴くことなく売却することも可能です。また｢売却最低価格｣を設定することによって、あくまで自分の納得できる金額での売却活動が出来ますし、場合によっては思わぬ高値で落札、といった可能性もあります。
またサイト内に併設されることの多い「無料査定サービス」を利用することにより、対象不動産の市場価値を比較的簡単に算定することが出来ますし、出品されている他の物件との比較も容易に行えます。仲介業者へ依頼するケースと比較して、売却時の手数料を安く抑えられるというメリットもあります。
【ケース2】不動産仲介業者への依頼
仲介業者と媒介契約を締結して、本人の売却希望価格・諸条件等を伝えた上で、基本的には売却活動をお任せすることになります。不動産のプロと対面・電話等によりと直接対話することにより、法律・税制等の専門的な問題から素人の抱える素朴な疑問まで、自分で納得しながら解決していくことも可能です。困った時に相談できる相手がいるという安心感もあるでしょう。
ネットオークションへ出品されていないような地域の流動性の低い物件については、現地の仲介業者に直接依頼した方が成約に至る可能性が高くなることもあります。地域に根ざして活動している仲介業者であれば、長年培った地場のネットワークを通じて思わぬところから買主を探してくるケースも考えられるからです。
ケース１と同様に、全国展開しているような仲介業者であれば「無料査定サービス」を実施していますので、市場価値を算定することが出来ます。査定依頼はインターネット・電話等を通じて比較的簡単に行えます。
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