【6】転居手続き
契約を結び、いよいよ転居の準備に取り掛かります。引越しの準備と手配はもちろん、電気・電話・ガス・水道、その他各種公的な手続きが必要となってきます。
1週間前までに終わらせておきたいものですが、特に引越しの多い時期といわれる3、4月や10〜12月は、より早めの手配を心がけましょう。
引越し方法の決定と手配
まず引越しの方法をあらかじめ決めておきます。引越し会社に頼むのが一般的ですし、手っ取り早くて安心です。引越し業者比較サイトなどで、複数者に見積もりを依頼、信頼できそうで経済的な会社を選ぶとよいでしょう。また、自分や友人・知人に頼むなどして引っ越す場合は、レンタカーの予約をします。いずれの場合も、契約手続きと同時進行で、なるべく早めに手配するようにします。
電気・ガス・水道などの手続き
電気・ガス・水道などの停止や新住居への移転については、早めに電力会社、ガス会社、水道局に連絡し、清算の手続きまで引っ越す1週間前までに終わらせておきましょう。注意したいのはガスで、停止時や新居での開栓の際に立会いが必要となりますので、転居の連絡とともに予約を取ることになります。早めに日取りを決めておく必要があるでしょう。
また、引越しの前日には冷蔵庫や洗濯機の水抜きをしておきましょう。
電話の移転
電話の移転も、電話会社に連絡することになりますが、NTTの場合は「116」へ連絡します。移転工事には住居への立ち入りはありません。新居に電話線が引き込まれていない場合は、引き込み工事をすることになり、立会いが必要となります。これは引越し日が決まってから連絡します。
住民票の転出届と印鑑登録の手続き
お住まいの自治体の役所または出張所などで転出証明を交付してもらいます。この手続きで、印鑑登録も同時に抹消されます。次に転居先の自治体(役所・出張所)に転出証明と印鑑登録の登録申請を出します。このとき、登録する印鑑と、公的な事故証明書(運転免許証やパスポートなど)が必要です。
郵便物の転送手続き
郵便局で、窓口においてある転送届けに記入し投函します。1年間は郵便物が転送されます。
運転免許証の住所変更
引越し後、転居先の所轄の警察署や運転免許センター等で住所変更の手続きを行います。必要な書類等は、住民票の写し(本籍が変更する場合はそれが記載されているもの)、運転免許証、印鑑。
車庫証明手続き
引越し後、転居先の所轄の警察署で行います。車庫は、自宅から2kmの範囲内に車庫を確保する必要があります。この手続きには、新しい車庫の管理者が発行する「仕様許諾書」が必要です。