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収納カウンセラー飯田久恵の「整理・収納の法則」

インテリア・収納

整理収納のあらゆるケースにあてはまる"公式"をご紹介します。
それがこの、「物が片づく5つのステップ」です。
   物が片付く5つのステップ

この「物が片付く5つのステップ」は、一度実行すれば後は安心していていい、というものではありません。人生の節目、転換期の、暮し方の変化に合わせて、もう一度ステップ1〜ステップ5を繰り返すように心がければ万全です。ステップの中身を、1つずつ詳しく見ていきましょう。

■ステップ1:モノを持つ基準を自覚する

*「要る・要らない」の判断は過去形でする

あるモノが必要かどうか迷ったときは、「過去に必要だったことがあったか?」を考えましょう。これが1つのポイントです。「いつか使うかもしれない」と未来系で考えてしまうのも当然ですが、よく考えてみると、食生活、ライフスタイルなど、そうそう急に変わるものではありません。「いつか」とはいつなのかという自問に答えがないものは不用品と思っていいでしょう。何かの景品でモノを目の前に差し出されたら、これまで必要だったことがないものは、お断りする、というのもひとつの方法です。必要なときにベストのものをそろえた方が賢いのです。

*"衣装もち"は、こんなに手間がかかる

衣装もちの人ほど、季節が変わると服がないと感じる傾向があります。それは、多くの服をギュウギュウ詰めにして、何を持っているか見えないからです。収納量が適量で余裕があるクローゼットのパイプは、ハンガーを楽にずらせるので出したい服もすぐ取り出せます。ということは、コーディネート時も、出し入れが楽で、いろいろ試すことができるのです。「モノがある・隙間がある→何か収納する」という発想はもうやめましょう。時間のゆとり、空間のゆとりを得るためにも空いたままでいいのです。片付けの意欲は、出し入れがスムーズにできるか否かによって大きく左右されます。ゆったりしたスペースの入れ物であれば、すぐ片付ける気になるものです。
  衣類決断チャート

■ステップ2:不用品を取り除く

*要らないものだけを"間引き"する

(1)まず、ダンボール箱を3個用意します。
(2)その箱にそれぞれ「リサイクル(特定の人へ)」「リサイクル(公共へ)」「考え中」と大きく記入します。
(3)ゴミ袋も用意し、各自治体の分別に沿って、分別できるようにします。これらの用意ができたら、除去の実行です。そのとき、押入れやクローゼットなどから物を出して作業をするのではなく、例えばたんすを開けたら、そのままの状態で要らない服だけ間引きするようにします。出してから取り分けようとすると、その場がまず散らかってしまい、時間もかかります。一回でチェックする範囲を決め、今日は押入れ、明日はクローゼットと、一部分ずつ間引きを行うと、散らかさず効率よく間引きができます。

ステップ3:置く位置を決める

*いまあるモノすべてに「家」を作ろう

すべてのモノは、不用品、未判断、必要品の三つに分けることができます。このうち必要品は、思い出コーナー、モノの家に分類できます。必要品にはどんな小さいものにでも必ず「家」を与えてあげてください。

    

*モノの家は使う場所から「最短の距離」の場所に

living.jpg

何がどこにあるのか分からない、という状況を避けるために、まず、モノの「家」は使う場所から「最短の距離」にあることが必要です。例えば小さなお子さんがいてリビングがなかなか片付かない、というママさんの場合。子育て中のリビングでは、オムツを取りかえたり、ミルクや食事のたびによだれかけも必要になります。オモチャやちょっとした着替え、アルバムなどもリビングに雑然と置いたままにしていて、その結果「片付かない」という状況に陥ってしまいます。「使うものは使う場所からより近く」が理想の収納ですから、それでいいはずですが、問題なのは、リビングにオムツなどを置いてはいけないという強迫観念のために"仮の置き場"という意識でいることです。その時期は、他の部屋にムリに戻す必要はないのです。そこで、例えばキッチンからでも目が届く位置にオモチャ、アルバム、オムツ類が置ける低い棚の家具を用意。オムツはそのままでは体裁が悪いので、ふたのないバスケットに入れ替え、衣類も同じ入れ物に統一して入れます。その棚は、子供が大きくなったら、子供部屋に移して使えるのです。

■ステップ4:入れ方を決める

*「手間」を数字に置き替えて考える

収納スペースが押入れしかなく、そこに洋服も生活道具も何もかも一緒に入れなければならないとなると、ただ奥からつめていき重ねていくので、奥にあるモノを取り出すのはひと苦労。衣類もそのまま入れるとしわにもなるということで外に出しっぱなしにしがち。結局、しまっているはずのものが外へ出ていたりして、片づかない原因になります。こうならないためには、モノの入れ方に工夫が必要です。その工夫とは、手間をかけずに出てくるということ。その「手間」を数字に置き換えてみましょう。

例えば、一番奥にあるモノを取り出すとき、「ふすまを開ける」が<1の手間>、「一番手前のモノを除く」が<2の手間>、「次の手前のものを除く」が<3の手間>として、<3の手間>をかけてやっと奥のものが出てきたとします。それを<1の手間>で出せると出し入れが楽ですよね。このように手間を省くことを考え、実行することが「入れ方を決める」ことです。手間をかけない一番手前に何を置くか、奥でもかまわないものは何か、と言うことを常に意識しながら、使用頻度の高いものを優先させて出し入れの手間の少ない位置に入れます。例えば一日に何度も使う筆記用具は、引出しの中に置いてあると「引出しを引く」という<1の手間>がかかります。ペン立てにさして机の上に置くことで<0の手間>となるわけです。

■ステップ5:快適収納の維持管理

整理収納を完了して居心地がよくなった部屋、モノの使い勝手が改善した状態を維持するには、
(1)使ったら元に戻す
(2)むやみにモノを増やさない
が鉄則。それが守れない場合は、以下の改善案を実行してください。

*なぜ部屋にモノがウロウロするのか

ステップ1〜4を実行したけれどどうも片づかない、部屋にモノがウロウロしているというときは次のいずれかです。
(1)家がない →うっかり「家」を与えていなかったモノがあったら、気づいた時点で億劫がらずに家を与えてあげましょう。
(2)「家が遠い」「家」を用意したけれど使う場所から遠すぎて片づけが面倒だったというものは、もっと近くに「引越し」させる必要があります。いろんな場所で使う必要があるものでは、使いたい場所ごとに配置してしまう方が得策の場合もあります。そうすればおのずと「最短の距離」に使いたいものがあることになります。
(3)「家」に戻すのが面倒この場合は<手間>の数を減らします。例えばアイロンをアイロンケースにしまって押入れの何かを置いている奥にしまっているとしたら<3の手間>がかかっています。これをケースに入れず、押入れの手前に、前面がオープンになっている箱にしまえば、<1の手間>になりますから、さほど面倒でもなくなるはずです。

飯田久恵(収納カウンセラー)
監修:飯田久恵(収納カウンセラー)
1949年生まれ。収納家具・システムキッチンのメーカーで、主婦の経験を生かした家具などの設計・開発に従事。その後、整理・収納を理論的にシステム化し、アドバイスする「収納カウンセラー」という新しい職種を確立。90年には『ゆとり工房』を設立。個人住宅やオフィスの収納相談に応じるほか「整理収納カウンセリング講座」を開講。そのノウハウが高く評価され、テレビや雑誌などで幅広く活躍。
<主な著書>『整理・収納の法則』(三笠書房)、『「捨てる!」快適生活』(三笠書房)、『片づく収納、片づかない収納』(PHPエル新書)、『パーフェクト収納のコツ』(NHK出版)他多数
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