新築一戸建てのチェックポイント
住宅の購入予定者である皆さんが業者からもらう図面は、B4版1枚の販売図面(いわゆるマイソク)が多いことでしょう。しかし、この図面程度では、情報があまりにも少なすぎます。本来であれば、平面図、立面図は当然としても、他にも例えば、建物のどの位置に筋違いが入っているかなど耐力壁の位置を記載した平面図や外壁、内壁、断熱材がどのような仕様となっているかが分かる矩計図(かなばかりず)、仕様書なども提供してもらうべきなのですが、現実ではこうした資料はこちらから請求しないともらえない事が多いようです。
仲介業者が「建売ですから」といって詳細図面を渡してくれず、完成してみたら予定とは違う建物であったという事があります。予算の都合や業者の諸事情による計画変更がよくあるため、事前に詳細な図面は渡したくないということがあるためです。住宅は、仕様によって大きく価格が変動します。ですので、どこに、どのような材料を使うからいくらになり、それであれば全体でいくらで買います、という合意の上での契約のはずなのに、契約後に販売側が勝手に仕様を変更するというのはおかしな話です。
ここで、契約時に必要な書類と図面をご紹介しておきます。
(1)建築確認申請書
(2)平面図(耐力壁位置記載のもの)
(3)立面図
(4)仕様書(標準仕様書の場合、変更になっている箇所を訂正したもの)
(5)内部・外部仕上げ表
(6)構造計算書(3階建て以上の場合)
(7)地盤調査書
(8)地盤改良工事施工報告書(地盤改良を行っている場合)
上記は最低限必要な書類です。2階建ての場合には、構造計算書の提出義務はありませんので、構造計算自体を行っていないケースがほとんどです。以下は、できれば取得したい書類です。法律による義務付けがないので、業者によっては作成していない場合もあります。
(9)矩計図(かなばかりず)
(10)基礎伏図(ふせず)、床伏図
(11)壁量計算書(2階建ての場合)
(12)外構計画図
(9)〜(12)の書類は、将来大規模にリフォームする時や建物に不具合が生じた時、また売却する時にとても重要になる書類です。書類の有無自体を業者に問合せ、あれば取得するようにしましょう。




