【3】賃貸物件の下見チェックポイント
言うまでもないことですが、物件の下見は必ず行いましょう。 不動産会社の方に車で現地まで送ってもらったとしても、周辺は必ず歩いて確認し、出来れば最寄り駅まで、自分の足で(バスがある場合はバスに乗るなどして)、確認するのがベストです。また、不明な点や不安に思ったことは必ず不動産会社の方に聞きましょう。 下見のときに必ずチェックしておきたいポイントを以下にまとめます。
交通の便
ネットなどで時刻表を入手できれば、どの程度の頻度で交通機関を利用することが出来るかは出来ます。ポイントは通勤・通学時の状況。実際にその時間に電車に乗ってみるのが一番ですが、最寄り駅から通勤・通学先への所要時間がどれくらいになるのかは、確認しておいた方がよいでしょう。また、終電後、駅に待機しているタクシーの数や自宅までの料金などもできれば知っておきたいところです。バスを使う場合はバスの本数や終バス時間、自転車を利用する場合は、物件と駅前の両方に駐輪場が確保できるかどうかも確認します。
物件のチェック
バルコニーや窓がどちら側を向いていて、日当たりがどれくらいいいのかを確認します。向きは住宅地図などで確認すればいいですが、向きがよくても、実際に窓を明けてみて、近くに建物があったりすると日照はあまり期待できないので要注意です。
また、部屋の広さですが、実際に入ってみて、自分の家具などを置いた状態を想像し、収納がどれくらいあるかを確認しましょう。
さらに、建物の管理状態の良し悪しで、住んでいる人の質がつかめます。ごみ集積場や駐輪場の整理整頓がどうか、廊下や階段の清潔さ、掲示板に貼ってある注意事項なども確認するとよいでしょう。
周辺のチェック
徒歩圏内にスーパーやコンビニ等、買い物が出来る施設があるかどうか、またそこの営業時間は確認必須事項です。その他、郵便局や自治体の出張所、公園などの公共施設、レンタルビデオショップやクリーニング店の有無やその場所も確認しておいた方がよいでしょう。
意外と見落としがちなのが騒音のチェック。できれば最も人の動く平日の昼間に行ってみて、どれくらい騒音があるのかを確認します。日中は家にいないのでいい、という方なら夜の騒音がどれくらいなのかを確認する必要があります。電車や幹線道路が近くにあると、音だけでなく振動も気になる場合があります。またアパートであれば、隣の住民の物音がどれくらい気になるのかもチェックしたいところです。 また、周囲に悪臭がないかどうかも確認しましょう。あると生活上かなりのストレスになりかねません。
セキュリティ
必要であれば物件にオートロックなどのセキュリティ機能が備わっているかどうか、また、入り口がどこに、いくつあるかも確認します。
その他、夜間の状況も確認したいものです。本当は夜間に実際に周辺を訪れてみて人通りをチェックするのが最もいいのですが、難しいようであれば、街灯の充実度や、夜間に開いているお店があるかどうか、道が暗くなるようであれば、別の明るい道を選択できるかどうかも確認しておきます。
設備・仕様
設備はご自身の希望によりますが、エアコンがついているか、バストイレはユニットか別か、シャワーだけか浴槽があるのか、またキッチンコンロはいくつあってガスかIHか、など、気になる人は設備のチェックが必要です。
その他、希望によりペットを飼えるかどうか、ピアノを置けるかどうかなどは、あらかじめ不動産会社の人に確認しておく必要があります。