住宅ローンの金利、上昇傾向
■金利上昇でマイホーム予算が目減りする
昨年よりたびたび住宅ローンに金利上昇に関係するニュースが報じられています。日銀は06年3月に「量的緩和政策」を解除、06年7月に「ゼロ金利政策」の解除で政策金利は年0%から年0.25%に引き上げられました。そして07年2月にはさらに年0.25%から年0.5%に引き上げられ、少しずつ住宅ローンへの影響が出ているようです。
そもそも「量的緩和」とは端的にいうと、日銀が金融機関に対し、利息ゼロに資金を提供する政策です。ここ数年の低金利は、この政策に支えられてきたといえます。量的緩和政策が解除されたことにより、銀行などの金融機関はコストをかけて資金調達することになるため、連動して住宅ローンなどの貸出金利も引き上げる流れになりそうです。今後は住宅購入予算を引き下げて検討し直さないといけない場合も出てきます。
■常にアンテナを張って情報をすばやくキャッチ
現在、マイホームの購入を考えている方には、ショッキングな利上げのニュースですが、住宅ローンの金利上昇に有効な手立てはあるのでしょうか。
今後、金利が本格的に上昇し始めたら、金利を事前に確保できる住宅ローン商品などが民間金融機関から発売されないとも限りません。そうした情報を早くキャッチできるよう、情報のアンテナを常に張り巡らせておくことが最善の策といえます。
現在ローン返済中で、変動金利や2〜10年の短期固定金利で借り入れている人は、今後の金利動向には注意してください。銀行が店頭金利を引き上げた場合は、金利の固定化、他の金融機関への借り換えが必要になるかもしれないからです。
情報提供
SBI住宅ローン
http://www.sbi-mortgage.co.jp/
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