不動産投資Q&A
不動産投資コラム
- まずは空室率まで加味したうえでの利回りを算出してみましょう。たとえば東京都心に利回り10%の物件があったとして、空室率が5%くらいなら、空室率を加味した年間利回りは9.5%くらいになると予測できます。一方、地方に利回り12%の物件があったとしても空室率が30%あれば、年間利回りは8.4%と下がるのです。また、土地勘のある場所なら地方への投資も良いかもしれませんが、それが全くない場所での不動産投資は慎重に検討すべきでしょう。海外の投資にも同様のことが言えます。
- それぞれメリットとデメリットがあります。それを把握したうえで、自分に合った方を選択しましょう。
【ワンルームマンション】
○メリット
・比較的少額で不動産投資が経験できる。
・中古なら数百万円で買えるため大きな失敗を避けられる。
●デメリット
・老朽化が進んだ場合、建て替えが難しい。
・管理費・修繕積立金が毎月かかる。
・管理組合があるため、賃貸経営上の工夫がしにくい(勝手にペット可にすることなどはできない)。【1棟アパート】
○メリット
・老朽化した際の建て替えがしやすい。
・アパートを取り壊したあと、土地として売ることが出来る。
・一カ所にまとまっているので管理がしやすい。
●デメリット
・購入金額が大きくなるため、1カ所にかかるリスクが増える。
・修繕などすべての費用は所有者のみの負担となる。
- 良い物件は情報の流れが速く、即決することが求められますが、最低でも自分の目で見て確かめることは必要です。その再、事前に路線価を調べるなど、基本的な情報も押さえておくべきでしょう。また中古物件の購入については、リフォームで修理不能な物件だとあとで困ることになりかねません。建築士や工事会社などに依頼して、現地を確認してもらい、チェックするようにします。
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次のようなポイントを見極めながら、不動産会社に打診してみましょう。
●人気のある物件か。
→人気があると価格交渉がしにくい。
●売主はどのような立場か。
→売主が急いで売却をしなければならない場合、価格交渉しやすいことがある。
●不動産会社と売主との信頼関係はあるか。
→不動産会社が売主とうまく価格の交渉をしてくれる可能性がある。
●物件の状況はどうか。
→傷みが激しくリフォームを早急にする場合、価格を下げてもらったり、リフォームして売り渡してもらう交渉が出来る可能性がある。