あなたの不動産を無料で査定
ご自宅を1円でも高く売りたい人必見!自宅売却必勝法
目次
皆さん、売却を考えられるきっかけはどのようなものでしょうか。自宅のポストに投函されているチラシをみて、その気になられるかたも多いと思います。こうしたチラシ、まさにご自分の住まれているマンション名指定で「○○マンション限定で探しているお客様がいらっしゃいます!」のような書き方をされているものがありますが、この惹句も、すべてがそうだとは言いませんが、実は単に売却物件を募集するためだけの方便であることも多いようです。例えば、そのチラシを見て不動産会社に連絡します。売却の依頼をお願いした後に、「あのチラシの人はどうなりましたか?」と聞くと、不動産会社の方は「ああ、あの方は話が折り合いませんでしたので、他の方を探します。」となります。つまり、このチラシ(業界では「求むチラシ」といいますが)は、単に不動産会社が売却物件を収集するためだけに撒かれる場合も多いということをご認識ください。
さて、こうした状況はともかく、「家を売る」となった時に大事なことはなんでしょうか。 それは「家族内でコンセンサスをとる」というのがまず重要です。意外に、売却の段階になって、ああでもないこうでもないと揉め始めるご家族がいらっしゃるんですね。
それと、いきなり物件の査定に来てもらうというのも危険が多いです。まずは、FAXやメールなどで物件情報や現在の状況を伝えて、簡単な相場感等を教えてもらうのがいいと思います。
現在(2008年2月)の状況を簡単に整理しておきますと、2007年8月時点で、それ以前の2年半〜3年くらいかけて上がっていた不動産価格が止まったと実感しています。原因は諸々ありますが、例えば、昨年6月の改正建築基準法の建築確認の厳正化によって、建築が滞り、土地のまま売却するなどの処分が秋頃から増えてきたことも上げられると思います。都心はまだまだですが、周辺はすこしずつ地価の調整が始まっていると思います。
例えば、自宅の売却価格の査定はどのように行われるかを考えてみましょう。ここでは大きく2つの代表的な方法をご紹介します。
多数の取引事例を収集して、適切な事例の選択を行い、その後必要に応じて事情補正や時点修正を行います。簡単に言えば周辺物件の相場で決める方法です。居住用の物件に多く適用されます。
対象不動産が将来生み出すであろう純収益の現在価値の総和を求めることによって不動産の価格を算定します。投資用の物件や都心の物件によく適用されます。
さて、この査定額。不動産業者に査定を依頼すると、相場より高く出てくる場合と低く出てくる場合があります。それぞれどのような状況でしょうか。
インターネットの一括査定依頼サービスを利用したことが考えられます。インターネットの査定サービスは、ボタン一つで複数の不動産業者に査定を依頼できる便利なサービスですが、業者から見れば予め複数の業者がライバルとして存在するということになります。
こうした場合、依頼者の興味を惹きつけ、媒介の契約をとるために、相場より高い査定額で一報を知らせる場合があります。依頼者にしてみれば、少しでも高い査定額を出してくれた会社に頼みたいのは当たり前ですので、これはうまい作戦です。そして、例えばその不当に高い査定額を基に売りに出しても、相場より高ければ売れるわけがありませんので、その時初めて不動産業者は「少し販売価格を下げましょう」といってくるわけです。業者にしてみれば、その下げた価格が元々の査定額くらいだったわけで、まんまと売却の媒介契約をとった、ということになります。
また、近隣相場より高い(安い)値段が付くのには、同じ地番でも若干状況が違っているということが考えられます。同じ地番にあっても、道路付けなどで物件の価格は全く違ってきます。こうした事実を無視して、上記のように高い値付けをして、依頼者の関心を引くこともありますので、どの事例を参考にしたのか、いくつの事例を参考にしたのかなどをしっかりと聞いてみてください。
固定資産税評価額で査定している可能性があります。固定資産税評価額は、国土交通省が毎年1月1日時点の地価を公表する公示地価の70%程度で設定されています。都心ではその公示価格ですら実際の取引価格(実勢価格)よりも安く設定されていますので、固定資産税評価額で査定された物件は、相当安く査定されることになります。こうした物件は、不動産会社が下取り買うなどされますが、確実に早く売れるという利点もあります。
自宅売却する場合、誰しも自分の家には強い思い入れがあるものです。また、その家のいいところや使いやすいところも当然熟知しております。さらに、当然買った時より高く売りたいという心理も重なって、当然自宅に対する評価は相場よりもどうしても高くなってしまいます。具体的には、キッチンや内装などは、皆さん手を入れがちですが、売却時にはあまり評価の対象にはならないといえます。
不動産には掘り出し物がないとはよく言われております。これは、購入をする側からみた法則ですが、逆もまた真なりで、自分の家だけが近隣の相場より高く売れる理由はないのです。客観的に、第三者の観点から自宅を評価してみましょう。思い入れによって高く売りに出しても、結局は買い手がつかず、値段を下げて、それでも売れず、さらに値段を下げ、結局は焦って安値で売却するハメになった、なんてことにならないようにしてください。
前段でも述べましたが、物件の評価は客観的に行うことが大切です。もっと言えば、買主の目線で考えてみることが必要です。私はよく、売却を考えられているお客様の家に事前に調査でお邪魔することがありますが、物件はクリーニングをしてきれいにしておくことが必要であるとお伝えしております。特に、水廻りは買主さんも非常に神経を使われるので、できればハウスクリーニング等に依頼して、プロの手できれいにしておいてもらうのがいいと思います。あとは、床やクロスなど。またいくら使い勝手がいいからといって、勝手口を遮って冷蔵庫を置いたり、窓をふさいで本棚をおいたりするのは、少なくとも買主の方が見に来るときには、直しておいたほうがいいと思います。
確かに、買主はすべての条件がいい物件を求めております。中古の物件でこれに応えるのは大変難しいことですが、上記のような点を少し注意するだけで、買主もある程度は妥協点を見出す可能性があります。余談ですが、最近中古物件購入時に買主さんが挙げる条件には、住環境がよいこと、教育環境がよいことなどが上位にくる傾向があります。
意外に思われるでしょうが、売りたい時期によっても価格は変わってきます。早く売りたいのであれば相場より価格を下げる必要がありますし、いつでもよいと思っているのであれば、少々高い価格を設定して待つことができます。もし、仮に売りに出した場合ですが、最初の2週間程度がポイントになります。ネット等を通じた問い合わせが多いのであれば、その価格はまだ安いということになります。3件程度来ていれば適正かなという気がします。また、売却相手によっても価格は変わります。一般の方に売るのであれば多少高くても売れる可能性がありますが、不動産業者相手であれば、不動産業者は買取後、リフォーム等して相場で売りに出す必要があるので、当然依頼者からの買取価格は相場よりも安いものとなります。
※この記事は2008年2月23日に行われたセミナー「ご自宅を1円でも高く売りたい人必見! 自宅売却必勝法セミナー」の概要をまとめたものです。
不動産売却の基礎知識 【5分で納得】5つのポイント
不動産売却が「納得できる取引」となるよう、押さえておくべき5つのポイントについてご紹介
【記事更新日】
不動産売却で失敗しないための査定方法
不動産売却時の相場確認方法から、失敗しない査定依頼の方法まで
【記事更新日】
不動産売却における必要書類
不動産売却時から売却後の確定申告での必要書類まで解説
【記事作成日】
マンションを売却するか、賃貸に出すか
マンションを売却するか、賃貸に出すか悩んでいる方に抑えるべきポイントをご紹介
【記事更新日】
定期借地権付きマンションへの住み替え・買い替え
マンションの住み替え、買い替えをご検討されている方に、定期借地権付きマンションについて解説
【記事更新日】
不動産売却時の売り出し価格の決め方
売り出し価格を決める際の抑えるべきポイントをご紹介
【記事更新日】
一戸建て住宅の資産価値と持ち家志向の変化
リセールバリューと価格の下落率、持ち家志向の意識調査から読み解く一戸建て住宅
【記事更新日】
【不動産売却】抵当権がついている家や土地を売る場合
抵当権のついた不動産の売却方法の注意点や売却方法
【記事作成日】
外国籍の方が不動産売却時に必要な手続きや注意点
手続きのポイントから税金について
【記事作成日】
空き家を売却する際の注意点
注意点から税金の特例制度まで
【記事作成日】
不動産売却時:路線価、固定資産税評価額を使用した売却価格の計算方法など
路線価の定義から計算方法まで
【記事作成日】
不動産売却時に委任状が必要なケース
委任状を作成する際のチェックポイントから代理人による手続きの注意点まで
【記事作成日】
不動産が売れない理由と対処法
買主の行動パターンから考える、あなたの不動産が売れない6つの理由
【記事作成日】
不動産売却を止めたい場合の注意点
手続きの進行度別の注意点とキャンセル時の違約金
【記事作成日】
家や土地の権利証を紛失した場合【不動産売却時】
権利証・登記識別情報の特徴から紛失時の売却方法まで
【記事作成日】
不動産売却時の内覧を成功させるコツとは
内覧準備のポイントから成約率UPのコツ・当日の注意点まで
【記事作成日】
不動産売却時の価格交渉について
価格交渉のタイミングや値下げ幅の相場から、売り出し価格設定時のヒントまで
【記事作成日】
不動産の売却を入札方式で行う方法
入札方式のメリット・デメリット、流れなど
【記事作成日】
不動産売却時のハウスクリーニングが効果的な2つのケースとは?
ハウスクリーニングの費用相場から失敗しない時期・注意点・業者選びのポイントまで
【記事作成日】
不動産売却後もそのまま住める「リースバック」の仕組みとトラブル5選
リースバックのメリット・デメリットから失敗を防ぐための注意点まで
【記事作成日】
不動産売却時の値下げのタイミング・値下げ幅の目安とは?
売主が損をしないためのポイントと値下げを避け続けるリスク
【記事作成日】
【不動産一括査定後の断り方】不動産会社への上手な対応方法
お断り時のポイント・注意点、メールによる具体的な断り方
【記事作成日】
不動産売却を行うなら知っておきたいREINS(レインズ)について
不動産売却に欠かせないREINS(レインズ)の仕組みから見方まで
【記事作成日】
【不動産売却】住宅ローンが残ったまま住み替える際に抑えるべきポイント
住宅ローンの残っている住宅から住み替える際の売却戦略から節税方法まで
【記事作成日】
空き家は売却するべき?意外とかかる固定資産税や維持費
空き家にかかる費用から放置するデメリットまで
【記事作成日】
【不動産売却】反復継続と見なされない為の注意点
不動産売却で気を付けたい反復継続の注意点から該当しやすいケースまで
【記事作成日】
不動産の売却前にリフォームは必要?後悔する前に知っておきたい売却事情
不動産売却前のリフォームが失敗しやすい理由やリフォームにかかる費用、注意点
【記事作成日】
農地所有者は不動産売却で苦労する?その理由と売却時の流れ・費用
農地の売却が難しいと言われる理由や売却方法から費用まで
【記事作成日】
不動産売買の買付証明書って何?買主が提出するメリット・デメリット
売主が買付証明書を受け取った際のチェックポイントから買付証明書に関するトラブルまで
【記事作成日】
マンション売却は複数社へ依頼する?不動産会社と結ぶ媒介契約の選び方は?
媒介契約の選び方と契約タイプ別のメリット・デメリット
【記事作成日】
不動産を早く売りたい!ケース別の3つの対策|急いで売る場合の注意点は?
不動産を早く売るための対策と急いで売る場合のポイント
【記事作成日】
不動産を高く売る方法とは?5つのコツと損失を招く行動3選
不動産を高く売るために押さえておきたい3つの基本や5つのコツ、損をしやすい行動
【記事作成日】
海外に住む方(非居住者)による不動産売却時の税金・確定申告
非居住者にかかる所得税・住民税の仕組みや確定申告について
【記事作成日】
不動産の売却期間が長引く原因・対処法|長期化した場合のリスクとは?
不動産の売却期間が長引く原因・対処法と売却期間が長引いた場合のリスクについて
【記事作成日】
不動産査定にかかる費用と注意点
不動産査定の依頼先から査定書の読み方まで
【記事作成日】
進化し続けるAIによる不動産査定
気になるAIによる不動産査定の仕組みや精度を解説
【記事更新日】
不動産一括査定のメリット、デメリット
相性の良い不動産会社探しには不動産一括査定サイトがおすすめ
【記事作成日】
不動産査定書とは?無料版・有料版それぞれの特徴と違い
不動産査定時の必要書類から査定の賢い活用方法まで
【記事作成日】
不動産査定の結果を比較する際のポイントや注意点
自分に合った不動産会社を選ぶ際のヒント
【記事作成日】
不動産の査定前に必要な準備と注意点
7つの確認事項と査定に失敗しないための注意点
【記事作成日】
不動産査定を自分で行う方法と査定で失敗しないための基礎知識
不動産の相場を自分で調べる方法から査定前に知っておきたい基礎知識まで
【記事作成日】
【不動産査定のポイント】評価が高くなる不動産の特徴とは?
不動産会社が査定時に考慮するポイントと不動産査定を上手に活用するポイント
【記事作成日】
表面利回りと実質利回りの基本的な捉え方
利回りについての基本的な捉え方をご紹介
【記事更新日】
【不動産投資】バランスシートで見るアパート経営
バランスシートを使ってアパート経営の資産状況の変化を解説
【記事更新日】
【不動産投資】資産価値をアップさせるリフォーム
リフォームでご自宅の資産価値を上げる方法についてご紹介
【記事更新日】
【不動産投資】アパート経営を失敗しないために-建物の名義について
相続税対策でアパート経営をはじめる場合の建物名義について
【記事更新日】
あなたの不動産を無料で査定